2012/06/26

オーガニックフードイベンターとしてクリアすべき課題を見つける。

(この写真は本文とは関係ありません。Ed Yourdon via photo pin cc>)


SETAGAYA ORGANIC PARK From Vege&Fork Market Vol.1を何とか終えることができました。一言でまとめると、集客力が乏しく、惜しい第1回目開催となりました。ネガティヴワードは出展者の方やご協力いただいている方々に失礼に当たるのでそこそこにして、次回に向けて動きだします。反省課題点はたくさんあると思いきや、意外とシンプルなので、これはもうクリアしていくしかありません。最たる原因は僕の宣伝プロモーション不足であることを痛感しています。

今回出展者の方とも割とゆっくり話せる時間があったので色々話していました。イベント終了時には僕の向かう方向性やコンセプトについて質問してくれる出展者の方もいました。共感し合える部分も多く、お互い真剣なので身が引き締まります。さて、自分メモの意も含めて整理してみます。成功させるための解決するべき柱は二つあります。

1、宣伝プロモーションを強化
2、会場の見栄えをよくする

どちらもめちゃくちゃ重要です。このオーガニックフードイベントを成功させる基本パターンはこの二つに限られていると思っています。会場の見栄えとは「きれいなロケーション」「説得力のある店舗(=コンテンツ)」を指しています。

きれいなロケーション

麻生環境センターはありがたいことに「緑の木々」がマーケット会場をデコレートしてくれています。余分な小道具、大道具はいらないんですね。それに対して世田谷駅前は地面が砂利で工事現場っぽい、雑多な感じがします。この差をいかにカバーできるか。柿生と比較されるのは当然です。

けれどもこれは最初からわかっていることだし、変えようと思っても容易ではありません。地面を芝生にして、まわりをグリーンで囲って、イケてるテーブルとイスをおいて、、なんて考えたらキリがない。いや、それが出来たら素晴らしい会場になることは間違いないのですが!(余談ですが、この場所は都市計画道路区域なので数年後には使えなくなると思います。)

何でもそうですが、うまくいかない理由を挙げるのは簡単です。そこから更に抽出してうまいやり方を考えなければいけません。柿生だって当初は「なぜそこでやるの?」「柿生ってどこ?」「駅から遠い」など言われました。でも開催すると楽しみに来てくれる人がたくさんいる。だから場所はそんなに大事ではないんです。僕はそう考えています。場所やモノのせいにすることは実に簡単です。けれど安易にそう考えるのは危険です。たしかに工事現場っぽいですが、そうは言っても世田谷ですし、アクセスはいいんです。駅から10秒だし、世田谷通りにも面している。十分恵まれた環境です。(資材置き場に囲まれて見えませんがw )結局はやり方次第です。


説得力ある店舗


Vege&Fork Marketは「良質の商品、この商品だから人に売っているし、自分の商品をきちんと説明できる」という作り手のアイデンティティがあるものを提供することを大事に考えているつもりです。「来てもらって食べてもらったり、会話してもらうと伝わる」ことは信じているのでそこまで人を連れてくるのがやはり僕の役割です。(再確認。)つまりコンテンツは強いと思っています。何でもいいから売っているわけではありません。

別の誰かがやることを想像する

いつも考えます。「僕ではない、別の誰かがやったら成功するのではないか?」「それを見た自分はどう思うか。」間違いなく爆発したいですよね。じゃあ、がんばらなきゃ。

無理なことは無理なのでそんなことは考えないようにしました。というかその前にやることがたくさんあるからです、それをやった後で「モノのせいにしよう」と。

答えは出ています。そう、つまり「1、宣伝プロモーションを強化」。今のレベルはこれ以外にないのです。間違いなく。「認知」がないことには好き嫌いの判断をすることすらできないのです。だから「知ってもらうこと」が最優先です。本当は1と2が同時にできると理想ですが、今の自分では同時にできないので、徹底的に1にこだわって次回7月の2回目を迎えます。(書きながら気合いが入っているみたい。。)ブログに書くと完全に引けなくなるのですよ。。やるしかないですね。。


できることとできないこと

これを自分がわかっていることがとても大事だと思っています。ひとつはっきりしていることは「制作宣伝予算なんて始めから無い事がわかっている」こと。主催者として大きい声で言えたことでもないのですが、幸いな事に(?)思考をシンプルにすることができます。”無い袖は振れない”ではありませんが、使える予算がなければ選択肢は自動的に絞られてくるので、やれることは限られてきます。掲載フリーメディアを探し、最低限のフライヤー広告を撒く。これ以外の手法を僕は知りません。


ソーシャルメディアで告知したら人が集まる、しかもバズーカーをぶっ放したような効果。そんな夢のような効果を得られるのはまだまだ先のことでしょう。実際、宣伝広告予算を湯水のように使える企業やプロジェクトなんて今の世の中あるわけないですし、多くの人が集客するための効果的な方法を考えるのに必死だと思います。何が当たるのかわからないのが今の世の中。


個人的にはFacebookのイベント招待も便利なツールですが、ちょっと飽きられている感(?)があるような気がして、しばらく使うのはやめてみようかなと思っています。Facebookページはきちんと更新していくつもりです。ページ内で話題にしているかは別として(笑)もうすぐ600人を越えます。これも継続が何よりも大事であることをわからせてくれます。mixiは今、どうなのかなぁ?更新せずほっぽらかすのは最悪ですが、全く更新していません。うーむ。悩みますね。この際、グッバイしようかな。

イベントの成功って何だろう?


(photo credit: Search Engine People Blog via photo pin cc


イベントの成功は単純明快で、第1に「集客↑=売り上げ↑=達成感↑」でしょう。まずはこれです。「やることに意味がある。」なんて言ってたらダメです。それを言うのは後でしょう。(そういうことが大事なイベントがあるのは知っています。)なぜなら人を巻き込んでいるし、その一日の出展を生業にしている人がいるからです。僕自身も「集客↑=売り上げ↑=達成感↑」がなければ続けていくことができないレベルのことを言っています。だからここは忘れてはいけません。


売り上げがなくても楽しい、とおっしゃる方はいますし、それは人それぞれだと思いますが、出展商売を生業にしている人にとって「今日何を掴んだのか?」は大事なはず。「今日の売り上げや明日につながる仕事(受注や出展依頼)」が優先事項だと思いますし、主催者としてそう考えるべきだと思っています。僕の感覚ではそのときに楽しかった会話は「つかのまの幸せ」だったりするからです。これが遊びと仕事の違いです。
まじめ過ぎるのかな。。

やりながら考える

どこかの自己啓発本に書いてありそうですが、たしかにそう思うところはあります。じっくり気長に、なんて悠長なこと言っていると結局時間だけが過ぎ、気付いたら何もしないまま数年経っていた、そして数年後には全く別のことを考えていた、みたいなことを散々経験してきました(苦笑。今は「そこそこ考えたらすぐ実行でいいじゃん!」と思っています。ぶれない軸さえ持っておけば怖くはないというか。生き急ぐわけではないですが、元気バリバリの30代の「時間」は貴重ですよね。カラダも動きます。

というわけで次回開催は7月21日(土)22日(日)です。ケータリングカー出展、テントブース出展募集中です。(出展要項お送りします。)相方が店舗コーディネイトを担当しています。僕はプロモーションや外交、がんばっていきます。


引き続きよろしくお願いいたします。

追記)
暑い中、友人知人がたくさん来てくれました。これがうれしいんです、とても。フッとチカラが抜けるし、ギアがニュートラルになります。ゆっくり話ができるいい機会だったりします。本当にありがとう!